ソニン　コンサート
CONCERT TOUR 2004『ALIVE』

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※このレポートは私の記憶を元に再現しているので。
完全再現ではないことをご考慮の上、レポートを読んで下さい。
さすがに2時間ものコンサートになると記憶が曖昧な部分が多いです。
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私はツアー初日（2004年1月6日）の東京SHIBUYA-AXに行ってきました。
開場は18：00ということで会社を早めに抜け出して参加しました。
「ニコラス・ペタス」「高橋がなり」から花輪が来ていたのが印象的。

さて会場に入りライブスタートを待ちます。
第一印象は前回ＡＸライブに比べて人が少ない。
２階席は基本的に未使用（関係者の女性が１人だけ？）だったのと
ＶＩＰ席も１階に準備されるなど、こぢんまりした感じ。
客の入りは全体の７割（６、７００人）くらいかな？割とユッタリと見れる状態。
ま、平日なのでこんなものですか。

そして予定の19：00をちょっと遅れて19：10スタート。
（ちなみに先に書いておきますが終了時間はちょうど21：00でした）

ソニンはファーのついた大きなスカートの真っ白なドレス姿で登場。

１曲目はしっとり聴かせる
『WINTER 〜寒い季節の物語〜』
最近、この歌も唄い込んで素晴らしいですね。
気持ちが伝わります。

歌い終わりファーのスカートを外して、
青いヒラヒラの腰ミノにホットパンツ姿になります。

で、ちょっとサンバやボサノバ入った歌
『夏が来ない』
を唄います。この歌はイベント以外のライブで唄うのは初めてですね。
そして最初のＭＣ。


ソニン：「皆さん、明けましておめでとうございま〜す！！
今日は一人ひとりに伝わるように心を込めて唄います。
皆さんも盛り上がっていきましょう！！」

ここでギター登場。

といこうとで

『合コン後のファミレスにて』
『津軽海峡の女』
『カレーライスの女』

と一気に３曲、ギターナンバーを唄います。
「合ファミ」ですが、これはギターが上手かったです。
ちゃんと聴こえたし（笑）。
練習したんだね〜、ソニン。

ＭＣ。

ソニン：「私の今年の目標は少し落ちついてもうちょっと大人になることです。」

ソニンは普段落ち着きが無くて、１日中、アレやってコレやってって考えたり、
どうでもいいことを周りの人に喋り続けてたりするらしい。
３月で２１歳になるのでもっと落ち着いて大人っぽくなりたいらしい。

ソニン：「でも笑いが取れるところは取っていきますよ！！（笑）」

あはははっははは、いい！
やっぱりソニンはそうでなくちゃね。

ソニン：「次はアルバムの中で私の好きな歌・・・」

といって６曲目『好きな人だから』を唄います。

続けて
『MISSING YOU』

この歌、ヤバい（笑）。息づかいが超セクシー。
っていうかセクシー過ぎ（照笑）。

そして次は『愛はもっとそうじゃなくて』

途中のセリフが前回ＡＸライブでは日本語でしたが今回は韓国語のママでした。
この歌は情熱的だし、ライブでは盛り上がるし良いですね。


歌い終わり、突然、ソニンの表情が引き締まります。
ＭＣもいきなりスピーチの様にスゴく硬いしゃべり方に。
なんか今回のライブ、いつものソニンとなにか違います。


ソニン：「皆さんは自分のこと好きですか？私はあまり好きではありません。
皆さんは幸せですか？
私は幸せってどういうことだろうって考えます。
オイシいものが食べれること？イケメンの彼氏と一緒にいること？
（もっと例を挙げてましたが失念…）
本当の愛ってなんなんでしょう？
人を思いやる心が大切だと思います。
世界では色んな事件や争いが起こっていますが
みんなが一人ひとりを思いやる気持ちがあれば平和になると思います。
次はそんな思いがこもった歌、聴いて下さい。」
（注：いかにもソニンがしゃべってるように書いてますがかなり要約・・・）

そして新曲『ほんとはね。』を感情豊に唄います。

今回のライブ、ソニンがいつもと違いスゴく落ち着いているというか
いつも以上に丁寧に１曲１曲唄い、そして一言一言を語りかけます。

そして客の方も少し特徴がありました。

前回ＡＸライブはうるさすぎで余計なチャチャを入れる人が多くて
ちょっとがっかりな部分があったんですが、今回は盛り上がるところは盛り上がり、
おとなしく聴く部分は聴く、って感じ。
特にこの『ほんとはね。』は全員が手拍子もかけ声もなく、
ものすごく静かに聴き入りました。
ソニンの歌い方がそうさせたのです。
心のこもった素晴らしい歌声に聴き入るしかなかったという状態。

ま、客についてもう少し正確に言えば、実際ライブ終了までの間に
数人の方が余計な一言を言っちゃうってことは数回ありましたが・・・・
前回よりマシってことで。


歌い終わり「青いコシみの」を取るソニン。
３人のダンサーさんも登場。
（↓左からオオバさん、YUMEKOさん、O-SHIMAさん）

ここまでものすごく大人っぽく静かに進んできたライブですが
ここからは元気に盛り上がり系へ突入。
そして１０曲目『HELLO！新しい私（ソニンVer.）』
安心して聴いていられる曲ですね〜。
ダンスも良いし、ホント気持ちいい曲。


一旦４人ともステージから去ります。
するとイキナリズムのベース部分を元にしたと思われるダンサブルなＢＧＭが鳴り響きます。
そして３人のダンサーさん再登場！
ここでなんと会場全員でダンシングタイムです。
ソニンのＭＣ（あらかじめ録音されたもの）に合わせて
３人のダンサーさんと一緒に振り付けを覚えます。


ソニン：「み〜ぎ、ひだり、ぐるっと回して・・・」
（保育園の先生みたい（笑））

ってな感じでソニンの声に合わせてみんなで踊ります。
一通りダンスを覚えたところで、ソニンが衣装チェンジして登場！
黒い「見せブラ」にオレンジのパンツ姿。

そのまま１１曲目『イキナリズム！』スタート！

会場みんなでダンスです。
全体が楽しめるいいプログラム構成ですね。

間髪を入れずに
『ADA BOY & DA GIRL』
『おっととっと夏だぜ！』
『青春のSUNRISE』

一気に４曲唄い終わり！相変わらず４人ともスゴい体力！
ソニンはラスト２曲で連続バク宙ですからね。コレも凄い。
盛り上がりながら一旦ライブ終了。

ん？なんかいつもより早く終わった感じ。勘違い？
たぶん感動と盛り上がりで時間が短く感じたんだと思います。


このあとはアンコールです。

最近多いアンコールのかけ声は

「ソ〜ニン、オイ！」

だったんですが今回は
「ソ〜ニン、オイ！」の他に「ソニン、ソニン、ソニン」の人や
普通に「アンコール！」の人などバラバラでした。
でも逆に、なんか分かんないんですが気持ちがこもったアンコールだなって感じましたね。
各個人が感じたまま思わずクチに出た「かけ声」でコールしたって言うのが
そう感じた要因なんでしょうか。

そして黒いロングコートで
キャッスルバニア風なイメージの衣装（学園祭で着たものらしい）で登場するソニン。

アンコール１曲目は
『東京ミッドナイト ロンリネス』
ライブではマイクパフォーマンスが盛り上げてくれますね。
会場ヒートアップ！

歌い終わりダンサーさん紹介。
いつものO-SHIMAさん、YUMEKOさん、オオバさんが一人ひとり紹介されていきます。
ここでソニンが暴露。
先日、冗談のつもりでO-SHIMAさんに蹴りを入れたソニンですが
なんと彼にケガをさせてしまったらしいです。
ステージのO-SHIMAさんは胸を押さえていたのでろっ骨がやられたのかな？
でもO-SHIMAさんは笑ってたので軽いケガだったと思うのですが
ステージ上で追い打ちをかけるようにさらにキックするソニン（笑）。
やられるマネのO-SHIMAさん（笑）。
ソニンはホントに格闘に目覚めたんですね〜。

ここでイスとギターが用意されます。
そしてまたソニンの表情が引き締まりＭＣへ。

ソニン：「私は何人（なにじん）だと思いますか？」

突然の投げかけに会場からは「微妙〜」の声が出るなどちょっとざわめきます。
一応ソニンのことは「在日韓国人」だと知っていますが、
改めて「国籍」について問われると私たちファンには正確に答えられません。

ソニン：「私は韓国人でもなく日本人でもない『在日韓国人』です。
おじいさんの代から日本にやってきて
私は在日コリアン三世として日本で生まれ日本で育ちました。
在日であることをそれほど意識せずに生活してきました。
でもこの業界に入るときに
もう少し知っておいた方がいいよと言われて勉強もしました。
私には韓国人の血が流れているけど
韓国に行ったときにここは私の住む国ではないと思いました。
日本人でもなく韓国人でもない在日コリアンとして日本で暮らしていくと思います。
（注：国籍が在日韓国人って言ってたような気もします）
そして日本の良いところと韓国の良いところを伝えていける立場の人間になれたらと思います。」
（注：いかにもソニンがしゃべってるように書いてますがかなり要約・・・）

そういう流れから韓国語でカバーした尾崎豊の『I LOVE YOU』をギター１本で弾き語ります。

ギターはアルペジオの部分はかなり頑張っていました。
…が、お世辞にも上手いとは言えませんでした。
でもこの曲も、会場みんながシーンとして聴き入るほど圧倒されるものがありました。
一生懸命みんなに伝えようとするソニンの姿には、
ギターの未熟さなんか吹き飛び感動すら覚えます。

感動の中、最後のＭＣ。

ソニン：「ここで皆さんに報告があります。
私は今までお世話になったトイズファクトリーさんを卒業して
インディーズでＣＤを出すことになりました。
歌を続けていくために選んだ道なので
インディーズだから可哀相だとは思わないで下さい。
ずっと願い続ければ夢はきっと叶うと信じて
これからも歌い続けていきたいと思っています。
（会場からの拍手と声援に泣きそうになるのを堪えながら）
これからも応援ヨロシクお願いします。」

「願い続ければ夢は叶う」という言葉はこのＭＣじゃなかったかも…。
言ってたことは確かなんですが…。（記憶曖昧）

そしてホントに最後の曲『ほんとはね。』をもう一度唄います。
私の位置から見てもソニンの頬に光るものが見えたので
泣きながらも気丈に唄いきったんだと思います。
歌い終わるとステージ真ん中の後ろに移動し深々とお辞儀。
幕の中に消えていきました。


これといって歌い終わったあとに一言あったわけではないのですが、
言葉は不要という感じでしたね。
ソニンのその涙と心のこもった歌い方、
そしてこれでもかと言うくらいの深いお辞儀。
これで十分感動しましたし、実際会場の拍手がいつまでも鳴りやみませんでした。
またアンコールが起きるんじゃないかというくらいの大きく長く続く拍手。
そして自然に「ソニンありがとう！」のかけ声が会場のあちこちから挙がります。

↑ライブ後の会場の外の様子。
グッズ売り場には長い列が。
名古屋にも行くっていう声も聞こえました。




今回のライブをまとめてみると
じっくり歌を聴かせ、そして盛り上げ、そしてまた涙させる。
今回はソニンの純粋な「表現力」だけで構成された
シンプルでメリハリのあるライブでした。
実際、ステージセットは皆無と言っていいですし、
前回あったキャノン砲などの演出もありませんでした。
ソニンの身体一つで表現されたホントにシンプルなものだったのです。
「余計な言葉はいらない。そこにあるのはソニンだけ！」
まさにそんなライブでした。


これからインディーズということで、
大手ＣＤショップにしかＣＤが置かれない可能性が高いです。
楽曲の準備（作詞作曲）やプロモーションは誰がやるのかとか
その経費はどうするかなど難しいことも増えてきます。
でも最近インディーズでもミリオンヒットが出るほどですので
絶対不利ってことはないと思いますが…。
以前よりは「歌手」を続けていくのが厳しいのは確か。
ソニンの歌自体は素晴らしいし、気持ちも伝わります。
私個人的には細々でもいいから、
インディーズでもいいからソニンには歌い続けて欲しいと思います。

逆に歌い続けるならインディーズはうってつけかもしれません。
大手レコード会社だとやっぱり利益重視になりがちですが、
インディーズだとある意味、
ストリートミュージシャンの自主制作ＣＤに近いノリで行けるような気がします。
つまり純粋な歌手としてやっていける可能性が高いと…。
ソニンが歌手を続けていきたいという気持ちが強かったからこそ、
事務所やスタッフはインディーズでやっていこうと
思ったんだと考えます（勝手な想像ですが…）。


ということでファンとしては当然応援していくんですが、
ファンもスタッフも、もちろんソニンも、
インディーズだからといって肩に力入れるんではなく、
むしろ
「純粋に唄っていけるんだ」
「純粋にソニンの歌を楽しめるんだ」
ってことで、ポジティブに考えるようにしたいですね。





※ソニンのＭＣはもう少し忠実に再現できる部分もあったんですが
他のサイトさんのライブレポが多数書かれたあとにこのレポをアップしたので
「あ！マネしたな！」と思われるのが悔しくてワザと違う言い回しにしてるところがあります。
って、単に自分の記憶力の無さの言い訳なんですけどね。
あと、いつもながらちょっとイタい文章になってしまいましたが（笑）
最後まで読んで頂きありがとうございます。



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